陰陽姫 闇の果てに待つのは…



拓「あっ、また同じ音」

龍「なんか、さっきより沢山聞こえてきたんだけど。」

飛「…マズイ、走れ!」

いきなり飛鳥と蓮が拓海と龍之介の手を引き走り出した。

龍「お、おい!?」

拓「えっ!?何で!?」

蓮「説明している暇無いんだ!とにかく走って拓海!」

4人が走り出すと、後ろの音も追い掛けて来たのかスピードを上げ付いてくる。

龍「一体何が…」

飛「! 見るな龍之介!!」

飛鳥の制止も虚しく、龍之介は振り返り

龍「!! なっ…!」

見事に言葉を失う。

拓「龍之介、どうした!?

えっ、何…あれ…」

拓海も龍之介の異変に気付き振り返ると、今まで見たことのない生き物がいた。
体は蜂、頭は蜘蛛の生き物が沢山いたのだ。