陰陽姫 闇の果てに待つのは…



蓮「僕らは生徒会の仕事で残っててさっき帰るとこだったの!君達が学校に入っていくのを見掛けて、慌てて追い掛けたんだよ。」

龍「何で?」

飛「質問は無し。とにかく、この隙に学校を出るぞ。」

真剣な飛鳥達の目に何も言えず、生徒玄関に急いだ。


生徒玄関まで行く途中、先程から飛鳥と蓮があちこち警戒しているのが気になった。

拓「ねぇ、何をそんなに気にしてるの?」

蓮「気にしてなんかいないよ。とにかく、2人とも急いで。」

龍「いや、意味わかんねぇよ。それにさっきの音は何だ?」

飛「知らない方がいい。ほらあと少しで」

カサカサ カサカサ カサカサ

蓮・飛「!!」

再びあの音が正面から聞こえてきた。