陰陽姫 闇の果てに待つのは…



龍「拓海ー、まだかよ。」

教室に到着し、拓海が机の中を探しているが、暗くて中々見付からない。

拓「んー、待ってね。…あったあった♪」

ゴソゴソと探して、やっと見つけたようだ。

龍「なら、もう帰っ…」

カサカサ

龍「? 何か聞こえた?」

拓「何が?」

龍「気のせいか?今変な音がした気が…」

カサカサ カサカサ カサカサ

拓・龍「…………」

今度は気のせいではなく、2人揃って黙り込む。

拓「何だろう?ゴ●ブリかな?」

龍「…にしては、大きな音だし…」

カサカサ カサカサ カサカサ カサ

音はだんだん近付いて来ているようで、遂に2人がいる1―Aの前で止まった。

龍「何だ?」

拓「開けてみる?」

拓海がドアに手をかける。