陰陽姫 闇の果てに待つのは…



希「それは申し訳ありませんでした。
あの子ったら少しは自分達でやろうとしなさいって言ってるのに…」

翠「施設には結界を張られてましたが…?」

翠が控えめに聞くと少し悲しげに答えてくれた。

希「彼らは皆、親を妖に喰われたり、妖に狙われている子達なんです。」

翠「……ッ!そうですか。」

女、子供の肉は柔らかく美味と大昔から言われている。

実際、ウチに弟子入りされる方は親を妖に喰われたとか、我が子を喰われたとか、自分自身、妖に狙われているなどという理由で入る方も大勢いたりする。

希「引退した時、友人が子供を授かったと聞いてお祝いをしようと訪ねました。しかし私が訪ねると、泣き腫らした友人がいたんです。理由を聞くと、妖に子が産まれればその子を喰らうと言われたらしく…。」

それからあの施設を創ったのだと言う。子供達を護るために。それから人づてに施設の主旨を聞いて子供を預ける人が増えたとか…