陰陽姫 闇の果てに待つのは…



希「翠さん!?えっ、その格好、貴女確かもう高校は…」

翠「仕事です!それ以上は言わんといて下さい!!」

希美様の言葉を遮り思わず大声を出してしまった。

慌てて口を押さえたが、時すでに遅し。周りの人にジロリと睨まれてしまった。

翠「あ、うう…」

希「ひとまず、中に入りましょう。」

グイッと引っ張られ病室に入る。

そろそろ説明しよう。

この方は兼山 希美。神木家に弟子入りされた陰陽師で、私の前の白棹の器だった方や。

幼い私に白棹の抑え方や力の使い方を教えて下さり、私が1年で出来るようになると引退された。

今でも電話などたまに掛かっては色々お話を聞いて頂いていたが…

希「白棹も、お久しぶりね。昔に比べ随分オーラが柔らかくなりましたね。」

ベッドに腰掛け微笑む希美様。その様はまるで聖母のようだ。

白【お主も変わらず元気そうで何よりだ。】

向かいのソファーに座ると白棹も霊体として出てきた。

翠「今、櫻庭高校にお役目で来ているのですが、希美様が神木を紹介なさったのですか?」