陰陽姫 闇の果てに待つのは…



拓海サイド

「何あれ。態度悪いなぁ。」

俺が行き場を失った手を引っ込めると周りの奴等が口々に神木 翠という彼女を非難していた。

先程、教室に入って来た女子生徒は今どき珍しい位の地味な女だった。

それが教室に入った途端、胸を押さえ顔色がかなり悪くなってたので、慌てて話し掛けた。

俺が話し掛けるとソイツはキョトンとして俺を見る。自分で言うのもなんだが、俺は顔が良いし一応人当たりも良いので男女関係無く人気がある。
女子の場合、大抵は顔を赤くするのだが彼女は冷静かつさっさと会話を終わらせた。