翌日
白棹のお陰で身体は随分楽になった。しかし翠の頭は昨夜の事で一杯だ。
カチカチカチ
あれは一体何だったんだろう。
確実に私を助けていた。何故だ?
「…き…神木!」
翠「えっ?」
顔を上げると目の前には不機嫌そうな阿部先生が
賢「神木、随分ボンヤリしてるな?下見てみろ。」
言われて下に目を向けるとシャーペンの芯が机に一杯落ちていた。
翠「わぁ、凄い。」
賢「驚くならもう少し顔に出せ。全然驚いてないように見えるだろ。」
翠「すみません、考え事していました。」
ペコリと頭を下げるとフーとため息を吐く阿部先生。
賢「素直で宜しい。じゃあ次のページ読んで。」
翠「はい。」
それからは一応真面目に授業を受けた。
キーンコーンカーンコーン
賢「では今日はここまで」
ガラッ
蓮「阿部ちゃーん!」
「キャー!!蓮様よー!!」
予鈴が鳴ってまだ10秒。樟葉 蓮が何故か現れた。
つか、蓮様って何?


