陰陽姫 闇の果てに待つのは…



翠「ただいまー…」

ドアを開け、そのまま玄関に倒れ込む。

ポンッ

白【しっかりしろ翠。このような所で眠れば風邪を引いてしまうぞ。】

実体化した白棹が翠を揺するが、疲労困憊の翠は起き上がることも出来ない。

翠「あ、はは…ヤバい、疲れて動けない…」

白【…仕方ない、行くぞ。】

翠「へ?」

突如、身体がフワリと浮かんだ。
…いや、正確には抱き上げられた。いわゆるお姫様抱っこだ。

翠「は、白棹!?何して…!///」

白【ベッドに連れて行くのだ。貴様、今は動けないのであろう?】

白棹は中学生な見た目と反し意外にも力強く、しっかりとした足取りで翠を連れて行く。

翠「…重くない?」

白【全然、寧ろ貴様軽すぎだ。まさか痩せたか?】

翠「そういえば、ここ何日かで5キロは減ってた。」

白【……減りすぎだ。だから先程貧血を起こしていたのか。】