蓮「あっ、飛鳥!」

飛「君は小学生か。ほら神木さん。」

翠「あ、ありがとう。」

ちょっと翠が笑うと樟葉君と烏山君がポッと赤くなった。

翠「どないしたん?顔赤いけど、風邪か?」

白【これだから無自覚はタチが悪い。】

やれやれとため息が聞こえた。見ると白棹がポワンと翠の頭の上に出てきた。

翠「何の事?」

白【何を言っても自覚しない馬鹿には教えぬ。】

飛「彼は?」

翠「白棹っていって、性格最悪の馬鹿妖怪♪」

白【何だと!】

翠「何よ!」

睨み合い今にも口喧嘩を始めそうな翠と白棹。

飛「まぁまぁ、落ち着け2人共。」

そんな2人を諌める烏山君。

翠「…まぁ、とにかく放課後は危険やからあまり遅くならんように。あと気になる事あったら教えてな。」

飛「わかった。私達は2―Cだ。何か協力出来ることがあれば遠慮なく言ってくれ。」

蓮「じゃあね~翠ちゃん♪」

手を振り帰って行った2人。そういえば何しに来たんだろ?

取り敢えず、中庭の空気を浄化しておこう。