陰陽姫 闇の果てに待つのは…



翠「けど、この間は別にこんなんなってへんかったよね?」

白【ああ。貴様はともかく、我が気付かぬ筈が無い。】

翠「…どーゆう意味やねん。(怒)」

白【そのままの意味だが?】

フフンと意地悪く笑う白棹。

ホンマ性格悪いわぁ!

翠「白棹!」

私が白棹を怒鳴り掛けたとき…

?「あれ、ここに人がいるなんて珍しい。」

不意に声が聞こえた。

振り返ると、綺麗な銀髪でグリーンの瞳をした男子生徒と艶やかな黒髪で優等生っぽい男子生徒がいた。
しかも2人共、超美形だ。

翠「青のネクタイ、2年生ですか。」

?「1年がわざわざ1階に、しかも中庭にくるなんて珍しい。」

優等生君が訝しげに見てくる。