陰陽姫 闇の果てに待つのは…



翠「わかった。簡単なものでええから。」

白【うむ。ならば焼き飯にいたそう。】

トコトコとキッチンに向かった白棹は、見た目は中学生くらいだけど、実際は齢五百歳はいっているらしい。

詐欺だな…

翠「さて、お風呂お風呂♪」


++30分後++


翠「ご馳走様でした!」

白【うむ。我ながら美味であった。】

翠「にしても、今日は疲れたなぁ。明日からこんな生活かぁ。」

ダランと机に寄り掛かる。行儀悪いが、今は見逃して欲しい。

白【どうせ今しか高校生活を送れぬのだ。楽しんだらどうだ?】

翠「ガキと戯れるつもるはない。さっさとお役目を終えて帰るんや。」

白【可愛いげのない娘よ。】

翠「私に可愛いげを求めるの?」

顔を上げ、クスッと笑いかける。