陰陽姫 闇の果てに待つのは…



賢「緋月を追ってここに潜り込んだんだ。本業に戻る。」

翠「ずっと気になっていたんやけど、どうして緋月を追ってたん?」

ピタッ

煙草をくわえようとして動きを止める。

賢「……お前には関係無い。」

ツキン

"関係無い。"その一言が胸を締め付ける。

翠「…そう…ですか。」

なんとなく、顔を合わせられず俯く。

すると、慌てたように顔を覗き込まれた。

賢「翠?落ち込んでるのか?」

ブンブンと首を振り、笑う。

翠「何でも無いんです。すみません私、引っ越しの準備せなアカンから帰ります。」

頭を下げ、そのまま走り出す。

賢「翠!」

手を伸ばし捕まえようとする阿部先生を交わして屋上の扉を開ける。

ガチャッ

飛「わっ!?」

翠「っ!?ゴメン!」

開けた瞬間、飛鳥と接触する所だったが、なんとか踏み止まる。
そして謝罪もそこそこに駆け出した。