だって、せっかく封印は解けたのに…自由になるチャンスなのに
白【我の心を救ったのは翠、貴様だ。さすがに神木には従わぬが我は翠の式とし、翠が死ぬまで傍で見守ろう。】
安心させるように微笑み翠を抱く手に力が入る。
翠「……っ!あり、がとう!」
思わず涙ぐみ、そんな顔を見られたくなくて白棹の胸に顔を埋め目を閉じる。
白棹の封印が解けたとわかった時、凄く嬉しかった。彼はやっと解放されたんだと…
それと同時に恐ろしかった。白棹が自由になるということは、あの屋敷で私は1人きりになってしまう事実に。
カチャ
希「失礼します、食事の支度が…
あらあら、懐かしい。そうしているとなんだか昔の賢人さんと翠さんのようですね?」
翠・賢「え?」
希美様がお盆を持って部屋に入り私と白棹を見てそんなことを仰った。


