翠「く、苦しい…」

?「あっ!バカ、目ぇ覚めたばっかの人間に何してんだよ!!」

ゴンゴンゴン

「「「イッタ!!」」」

3回殴る音がしたと思ったら上に乗っていた何かがよけられた。

翠「ケホッ…ちょっ、何なん!?」

咳き込みながらも何とか身体を起こす。すると目の前に拓海、蓮、白棹が大きなたんこぶを作りながら龍之介を睨んでいた。

どうやら影の正体はコイツらだったようだ。

拓「イッタイなぁ!何すんだよ龍之介!」

プクッと頬を膨らまし不満たっぷりに龍之介を見上げる拓海にフンッと鼻をならす。

龍「お前らが翠に抱き付くのが悪い。」

全く悪びれず言えば蓮が龍之介の肩を叩き

蓮「そっかそっか、龍之介も抱き締めて欲しいんだね?ならそう言えば良いのに♪
はい、ギュー♪」

バッと手を広げ素早く龍之介を捕まえた。その笑顔は黒い。