目を覚ますと見知らぬ天井があった。

翠「…どこ…?」

身体を起こすと寝ていたのは自分の部屋のベッドではなく、知らない部屋の布団だ。

翠「…? パジャマ?」

おまけに自分で着た覚えの無いパジャマまで身に付けている。

翠「???」

状況がイマイチ理解出来ず翠の頭には?マークがいくつも浮かんでいた。

キィ

「あっ!」

翠「ん?」

部屋のドアが少し開かれ、隙間から顔を覗かした子供達と目が合った。

翠「あれ?君達は…」

声を掛けたら、いきなり彼らは後ろに向かって

「おねぇちゃんおきたー!!」

と、叫んだ。

するとバタバタといくつもの足音が近付いてきて

ガチャ

「「「翠ー!!」」」

翠「キャッ!?」

3つの影に抱き付かれた。
…というよりは体当たりされたというか…