陰陽姫 闇の果てに待つのは…



ブツッ

翠「…ハッ!…なに…今の…」

映像はそこで途切れ悲痛な叫びに驚き目を開ける。

翠「夢…?あれは…まさか緋月?」

顔は見えなかった。けれど、感じたあの激情はどこか今の緋月と同じだった。

翠「あいつ、人間だったん…?」

?【そう。愛する者を殺され妖に身を投じ、遂には邪神にまで堕ちてしまった哀れな武将。】

翠「!?」

誰に問うでもなく、ただ呟いた独り言にまさか返事がくるとは思わなかった。

翠「だ、誰!?」

翠が叫ぶと目の前に光が現れた。ジッと見ているとそれは人の形になり、やがて美しい女性が姿を見せる。

翠「貴女は?」

瀬【我が名は瀬織津姫。この地に身を置く祓戸大神。龍脈の封印が解け、濃密な邪気の気配に馳せ参じました。】

祓戸大神!?マジで!?

瀬【驚きましたか?】

コクコク

驚きすぎて言葉が出ないが頷く事で答える。