陰陽姫 闇の果てに待つのは…



賢「ええ、まあ。でもそんなことより翠はどうしたんですか。」

重なってよくわからないが翠は固く目を閉じている。
……まさか

翠【安心なさい。眠っているだけです。】

胸に手を当て、自分の鼓動を聞くように目を閉じた翠、もとい瀬織津姫。

その一言に取り敢えず安堵する。

緋【祓戸大神が人間の娘に取り憑き何をするつもりだ?その娘は我が妻にするのだ。出ていけ。】

スッと刀を構え今すぐにでも飛び掛かりそうな緋月を瀬織津姫はどこか面白そうに見ていた。

翠【必死ですね。しかし彼女に貴方の望みは叶えられない。】

ピクッ

緋【何だと?】

望み?何だそれ?

緋【……我が望みを知っているのか。ではどうする?】

緋月は不敵に笑うがその目は鋭く瀬織津姫を見据えていた。

翠【私は祓戸大神。ならば私がするべきはただ一つ。】