希「これ程の邪気、もしや学校で何か!?」

急いで部屋に戻り、札を数枚用意した。

希「式!」

札を前方に投げるとポポポポンと小気味良い音がして希美の姿をした式神が4体現れた。

希「ここの結界を強化し護りなさい。」

指示を出すと、一斉に四方に散り結界の強化に向かった。

希「何かあるとすれば学校。だとすればあの子達も巻き込まれたかも知れない。」

経験不足は否めない。でも私だって陰陽師の端くれ。何もしないわけにはいかない。

外に飛び出し学校に向かおうとする。

ゴォォ

希「え?」

突然、視界が明るくなり一拍遅れ、希美の頬に冷たいものが当たる。