陰陽姫 闇の果てに待つのは…



翠「思い出したわ。あの日のあの妖でしょう?まさか邪神だとは思わなかったわ。」

睨み付け、刀を握る手に力が入る。
あの日、奴は名乗ったのだ。自分の名は緋月だと。


翠「何故封印が弱まってるか知ってるな?答えろ!」

緋【人にモノを訊ねる態度ではないな?】

翠「答えんかい!」

龍脈を再封印する必要があるが、本来再封印などやらない。理由は"必要無いから"。

翠(今回、封印が弱まった原因が解らなければ迂闊に再封印など出来ひん。一体何が理由で弱まった?)

再封印をしてまた弱まれば意味がない。
なんとしてでも聞き出そうと翠は構える。

緋【…祠をよ~く見てみろ。理由がわかる。】

言われ、奴を警戒しながら祠を見る。

翠「…!?注連縄(シメナワ)が切られてる!?」

よく見ると祠に掛けられている注連縄が刃物で切られてる。しかし、それを判らぬよう上手く引っ掛けていた。