陰陽姫 闇の果てに待つのは…



4人サイド


刻一刻と闇が校内を包む。それに合わせ、感じる邪気が強くなってきた。

拓「龍之介!右に鳥の妖がいる!」

龍「おっと、危ねぇ!こいつでもくらえ!」

拓海の指示で妖の鉤爪を紙一重で交わす龍之介はそのまま翠から貰った札を妖に投げた。

ビリビリビリ

ギャアァァァ

すると、札から雷撃が出て妖は断末魔をあげながら塵となってしまった。

蓮「さっすが陰陽師の作った符だ。強力だな!」

尻尾をゆらゆら揺らしながら感心したように頷く蓮。しかし、尻尾の周りには蒼白い炎がふわふわと浮いていた。

飛「"壱の舞い、無風(ムカゼ)"」

飛鳥が錫杖を振るうと、目の前の妖は動きを止め、そのまま重力を失ったかのようにフワリと浮き上がった。

【…くっ、小僧!何をした!?】

どうにか地面に足をつけようと頑張るが全く動けない。