陰陽姫 闇の果てに待つのは…



翠「そんなこと?ちょっと恥ずかしいけど挨拶みたいなもんでしょ?」

首を傾げると更に引き吊らせてしまった。

賢「…2人揃って天然か!
…ハァ、いいか?余り男に隙を見せるなよ。…じゃないと」

グイッ

翠「!?」

賢「こうして簡単に喰われちまうぞ。」

手を引かれ、頭をがっちり後ろから押さえられ逃げられなくなる。

翠「兄、様?あの…」

か、顔が近い!!あと少しで唇が当たってしまいそう!

賢「(ボソッ)この非常時に俺は何してんだか。…お前ももうガキじゃねーんだ。少しは男に対しての危機感持て、アホ。」

ピシ

パッと手を放してデコピンされた。

翠「痛っ!!」

賢「行くぜ、翠!!」

ニヤッと笑い阿部先生は手を差し出す。

一瞬迷い、しかし、しっかりとその手を掴む。

翠「はい!兄様!!」

そして、阿部先生に手を引かれ走り出すのだった。