宿主が死ねば、本来なら封印は解かれ白棹は自由の身になるが、彼女は自分と白棹の魂を繋ぎ、自分が死ねば白棹も死ぬようにした。
しかし、それを許さなかったのが神木家。白棹の力は需要されお役目の際は使われるようになった。
以来、神木家は白棹を宿すことの出来る器を探しては無理矢理その身に封印させた。勿論、呪いをかけて。
そして今もなお、白棹は神木家の管理下のもと、受け継がれ私が器となったのだ。
翠「大体、えげつないんよこの呪い。白棹を宿す者が人間を好きになるなんてありえへんのに、少しでも嫌いやって思ってしまったら呪い発動なんて」
白【…恨むならいつまでも我を縛る神木家を恨むのだな。】
翠「…………せやな。アンタも被害者なんよね。ごめん、当たってしもうて…」
私が謝ると白棹が驚いてる。


