移転空間に飛び込み、前に進む。しかし、上下前後左右全て暗く何も見えないためお互いの温もりだけが頼りだった。
龍「おい翠、これ大丈夫なのか?ちゃんと出口に向かってんだろうな?」
翠「…の筈だけど…
キャッ!?」
白【翠!?どうした!?】
翠「誰やねん!今お尻触ったんは!!」
蓮「僕じゃないよ?」
拓「俺でもないよ?」
飛「……もしかして私の羽根が当たったのでは…」
翠「あ、そうかも。」
見えない分、他の感覚が敏感になってしまう。
白【む、見ろ光だ。】
前方から強烈な光が6人を包んだ。
そして
ポンッ
白【おっと。】
拓「うぇ!?」
龍「グッ、イッツ…拓海、てめぇ…降りろ!」
ドサドサと全員、国語資料室に落ちた。