洗脳を受けた生徒の何人かはその異様な空間に怯え、少し後退していた。

意識は無くとも、感じる事は出来るのだな。

それに鼻で笑い、彼らを見渡す。

?【中庭に集まり、奴らが来たら捕えろ。】

命ずると一斉に頭を下げ、動き出した。

?【翠よ、貴様には多くの護りがいるようだが、果たして奴らは護りきれるかな?】

ククッと笑い、先程作り出した空間に消える。