陰陽姫 闇の果てに待つのは…



ブワァ

拓「うわっ!何コレ!?」

龍「くっ、何で風が…うわっ!」

蓮「飛ばされるぅ~!飛鳥、コレ君の仕業?」

飛「私では無い!皆、手を!」

余りにも凄まじい風に皆飛ばされる。飛鳥が羽根を拡げ、皆を掴まえた。

白【翠!掴め!】

翠「白棹!」

手を伸ばし白棹に掴まる。

偽拓【思い出せ、翠よ。我との出逢いを。】

耳許で声が聞こえ振り返るが偽拓海はこちらを見上げニヤリと笑うだけ。その笑いかたに見覚えがあった。

"あの時だけだ。後にも先にも我に傷をつけたのは貴様だけ…"

翠「ッ!まさか、お前は…!」

ゴゥ

一際強い風が吹き、天井にいきなり黒い空間が現れた。

龍「げぇ!?何だコレ!!」

翠「! 移転空間や!兄様が作ったんや!!」

拓「だ、大丈夫なの!?」

蓮「阿部ちゃんの作ったやつなら信用できるっしょ!」

翠「飛鳥、あそこに飛んで!!」

飛「承知!」

バサッ

飛鳥は5人も抱えているのに、全く重みを感じさせないかのように飛び、移転空間に飛び込んだ。