翠「15年…前…?」
ポツリと呟き、一歩前に出る。
白【翠、下がれ。】
翠「だけ…ど…」
白【我が下がれと言うておるのだ!下がれ、翠!!】
ビクッ
怒鳴られ、目を瞬く。奴に目を向けると残念そうに手を降ろしていた。
翠「……ッ!ありがとう、白棹。」
今、白棹に止められなかったら恐らく、私は奴の洗脳を受けていただろう。
そう思うと少し震える。
偽拓【ふむ、面倒だ。貴様から殺してやろう。】
そう言って白棹に手を向ける。すると、偽拓海の手に不快な"気"が集まるのが感じられた。
白【ここまで純粋な邪気は初めてよ。
翠!我を解放してくれ!!】
翠「う、うん!"我が身に封じられし力よ。神木 翠の名のもとに…"」
"白虎の名のもとに命ずる!風よ巻き起これ!"
翠の言葉に遮るように力強い声が聞こえた気がした。


