陰陽姫 闇の果てに待つのは…



白【それで、貴様は何者だ?阿部の小僧が追っているのは貴様か?】

偽拓【さぁの?本人に聞けば良いのではないか?】

白棹の問いに答えず、ただ笑う。

龍「ちっ、ムカつくぜ!」

拓「つか、俺の姿止めてくんね?気持ち悪い。」

確かにな!

すると、奴は私に視線を向け顎を撫でる。

偽拓【良いのか?ここには沢山の一般生徒がいる。貴様の前で本来の姿に戻って本当に良いのか?】

飛「どうゆう事だ?」

飛鳥は要領を得ない問いに眉をひそめる。

それは私達も同じで、皆警戒を解かない。

偽拓【15年前。15年前に我は貴様と出逢った。あの頃は想像すらしなかった。あの娘がこれ程美しく成長するとはな。
あの時だけだ。後にも先にも我に傷をつけたのは貴様だけ…神木の巫女よ。】

スッと手を伸ばし、まるで来いというように微笑みかける。

しかし白棹と蓮が護るように翠の前に出た。