陰陽姫 闇の果てに待つのは…



拓「するわけないだろ。あんな性悪女どもに…」

確かに外れて無いけど…

翠「拓海…?」

彼はこんなに冷たい目をしていただろうか?あまり今まで話してこなかったが、いつだって温かく柔らかいオーラで周りの人を包み込むのに、今日は何故か底冷えする。

拓「ほら翠、行こうよ。」

手を差し出す拓海に戸惑う。この手を取ってはいけない気がする。

拓「どうしたの?行こうよ。」

翠「拓海、龍之介は?」

拓「龍之介?」

翠「いつも一緒やん。今日は一緒ちゃうの?」

拓「…龍之介の事、気になる?」

スッと目を細め、静かに問いかける。
その声は冷たい。

翠「……お前、ホンマに拓海か?」

拓「当たり前だろ?どうしてそんなこと…」

クッと笑う拓海に確信する。コイツは偽物や!