翠「色んな教材を置いとるな。けどもう使われとらんやつばかりや。」

壊れた楽器や古すぎて使われなくなった教材の資料が沢山置いてある。

翠「こっちの本棚は~…学校の歴史?」

何気無くその本を開いてみる。

翠「この地は元々………龍脈の孔の封印地である!?」

ガタッと立ち上がる。龍脈やと!?

龍脈とは大地に流れる"気"のこと。これは膨大なエネルギーで、龍のように大地に枝分かれしている。龍脈のエネルギーのお蔭で木や草、海など大地に生きる自然は恵みを受けている。神木の山の『龍神酒』もその一つだ。

しかし、膨大なエネルギーは妖にとっても例外ではなく、『龍脈の孔』と呼ばれる龍脈の出口が極僅かにあり妖に見付からないよう封印をしてきた。

翠「ここが龍脈の封印の一つ?けど、私達が気づかないなんて…大体、何故学校を建てたんや?」

龍脈の孔を見付けたらそこを封印、護るために神社などを建てる。

しかし、学校は…