翠「…………これは、いわゆる絶体絶命?」

白【暢気だな、相変わらず。】

ガラクタが積まれ埃だらけの机に寄りかかる。

えー、只今の状況を簡単に説明します。

休みが明けて学校に着くと今まで以上に仲良くなった私と拓海、龍之介、飛鳥、蓮に皆さん驚かれ、お昼から女子の皆さんに呼び出されました。

行く気の無かった私は放課後に無理矢理連れられ、ここの空き教室に閉じ込められてしまったのだ。

翠「うーん、ここって何やろ?物置かな?」

白【そのようだな。4階か。飛び降りるか?】

翠「せやね。ほな、こっから…」

窓に手を掛け、持ち上げようとしたが…