白【しかし、それも貴様がフォローできるならば問題無かろう。それに今回の翠のお役目と小僧が追っている妖が関係あるとは限らぬのだろ?ならばこちらが退く理由は無い。】

フフンと不敵に笑う白棹は敵に回せば厄介だが、味方だと物凄く頼もしい♪

賢「しかし…」

白【そうまで言うのであれば、出てくる妖は翠が全て引き受ければ良い。貴様は例の妖を探し、さっさと滅すれ。道が分かれておれば己で解決すればよい。しかし交われば…お互い協力するが良かろう。】

翠「白棹ナイス!ええやんそれ!」

パチンと指を鳴らし白棹とハイタッチを決める。

賢「お前ら…」

翠「大丈夫です。軽い覚悟やない。無茶はせぇへんよ。」

当たり前だと額に手を当て項垂れてしまった。しかし、もう何を言っても無駄だとわかったようだ。