陰陽姫 闇の果てに待つのは…



賢「…あ~…まぁ、いいじゃねぇか。その話は。」

翠「よくない!私がどれ程泣いたと…」

賢「あ~、うるさい。ちょっと黙れ。」

翠「あに…んぅ!?」

いきなりの事で頭が真っ白になってしまった。唇に温かく柔らかい感触がしたと思ったら目の前には阿部先生が…

翠「……!?……!!…」

パタパタと背中を叩くが、ビクともしない。それどころか、邪魔というようにその手を握られ床に押さえつけられてしまった。

賢「…ん…ふ…」

翠「…ん…ぁ…!」

すると、阿部先生の口から温かく優しい風が翠の口に入り、身体の中に巡る。

不意に右腕の痛みが消えた。

翠「! んぁ…兄様…も…やぁ…」

何とか顔を背け、息絶え絶えに言う。