陰陽姫 闇の果てに待つのは…



賢「どうって、神木家に弟子入りした弟子の1人?」

翠「命の恩人。」

龍「命の恩人?」

コクンと頷き阿部先生を見上げる。

翠「私の目の前で両親が殺された話は聞いたよね?
実はあの時、私少し暴走しかけたんや。それを止めてくれたんが兄様。」

余りの怒りに我を失い、自分の霊力を解放した翠は両親を殺した妖に攻撃を仕掛けていた。

しかし、一太刀浴びせるだけで倒す事は叶わず、あまつ翠は無差別に暴れていたらしい。だがその時、何者かに腹を殴られ気を失った。

次に目を覚ました時には本家の布団に寝かされていた。そして翠に白棹が入れられ落ち着いたときに自分を連れ帰ったのは彼だと聞かされたのだった。

翠「兄様はそれからよく私と遊んで下さったり、術など教えて下さったり。本当に良くしていただいたの!」

賢「お前飲み込み早かったよなぁ。飴やれば喜んでたし。」

阿部先生も懐かしそうに目を細める。
しかし、ハッとして4人に目を向ける。