白【これで一先ず良いだろう。】
翠の額にタオルを乗せ一息つく。
蓮「他に何かしなくていいの?キャベツを乗せれば熱が下がるって聞いたことあるけど。」
白【そんなことしてみろ。食べ物を粗末にするなと怒られるわ。】
フーッと息を吐き、やれやれと頭を振る。
龍「つか、完全に婆ちゃんの知恵袋だな。」
蓮「何気に侮れないよ~?」
白【貴様らはもう休め。翠は我が看ておく。】
拓「でも…」
飛「ここは彼に任せよう。気心知れた者の方が彼女にストレスを与えない。」
言い募る拓海を遮り飛鳥が皆を連れ部屋を出る。パタンとドアが閉められゆっくり翠は目を開けた。