陰陽姫 闇の果てに待つのは…



白【あ、コラ!まだ包帯巻いとらんぞ!】

翠「ガーゼしたしええやん。もう疲れたんや、寝かして?」

コテンと首を倒す翠は、それはそれは可愛らしく男どもは黙ってしまった。

拓「で、でも、俺は神木と友達になりたい。」

控えめに主張する拓海に同調するように蓮も頷く。

蓮「僕も♪出来れば友達以上ね♪」

ナチュラルに言う蓮に苦笑をもらす翠。

翠「物好きな子達や。私は嫌われ者がええよ。」

飛「私達に貴女を嫌う要素はないが?」

クスッと面白そうに笑う飛鳥に少し驚く。

翠「……だって…恐ないん?」

龍「何に対しての恐怖だ。それに俺はお前とケンカしたい。」

まだ諦めていなかったのかコイツ!

白【……ククッ、ハハハ!我の存在を認め、こうも友好的な者は珍しい!

なぁ翠よ、もう良いのではないか?】

優しい顔で翠の隣に行き手を握る白棹。