翠「…!!………クッ!………また……!」

すると、また先程の痛みが全身を襲う。

拓「ん、神木?」

私の異変に橘君が気付いてしまった。

拓「大丈夫か?……って、顔真っ青じゃん!!どうしたんだよ!?」

バダバタと私の席に近付いて顔を覗かれた。

翠「…何でも…無い!…私に…関わらん…といて!!」

左胸を押さえ息絶え絶えにそう言えば橘君は驚いた顔をしていた。

グイッ

翠「…!?」

賢「そうはいくか。保健室行くぞ。」

急に引っ張られ、たたらを踏む。

翠「結構です!」

パシッと手を振り払い拒絶を示す。

これは呪い。故に一般人に知られる訳にはいかない。