陰陽姫 闇の果てに待つのは…



蓮「き、聞いてたんだ。翠ちゃんは?」

白【着替えに行かした。全くあやつは…】

白棹は手を頭に当てやれやれと首を振る。

拓「そういえば、神木の腕は?」

白【やはり傷が開いておった。しかし我が傷を癒すと言うても頑なに拒む。ワケわからん!】

白棹はプリプリ怒りながらキッチンに向かい水と救急箱を持って来た。

そして、タイミング良く翠が戻ってくる。

白【翠、まだ熱があるのだ水分をとれ。それと手当てをしよう。】

白棹は救急箱を見せながらそう言うと翠はホッとした顔をする。

翠「うん、お願い。」

そう言って大人しく腕を出した。