陰陽姫 闇の果てに待つのは…



蓮「翠ちゃん、今お湯を使うのは…」

翠「白棹、話していいから。」

白【…え…?】

蓮の言葉を遮り、白棹にそんな事を言う。

翠「私の正体、私達の過去、白棹が話していい思うたら話していいから。
どんな結果でも、私には白棹と兄様がいる。だから大丈夫。」

そう残し、扉の向こうに消える翠。

白【……賭けてみるのだな。こやつらに。】

翠が消えた扉を見据え、ポツリと呟く。

フーッとため息を吐いて頭をかく。そして、ドカッと床に座り

白【貴様らも座れ。我が昔話をしてやろう。】

4人は顔を見合わせ、静かに座った。