陰陽姫 闇の果てに待つのは…



龍「…そんな訳にいくか!行くぞ!」

龍之介はグイッと翠を抱き上げる。

翠「!? な、何を!」

飛「私達が君を送る。」

拓「それに、色々聞かせてもらいたいし!」

蓮「まぁ、ぶっちゃけ心配で今日は眠れないから看病させてって訳♪」

口々にそんな事を言う4人。しかし、一般人である彼らをこれ以上巻き込む訳にはいかない。

翠「ハア!?いらんいらん!つか話す事無いし、頼むから帰ってよ!」

白【はぁ、往生際が悪いぞ翠。こやつらが折れるわけ無かろう?黙って貴様は運ばれておれ。】

白棹にまで言われ、ガックリと肩を落とす翠。

翠「…勝手にせい。アホが。」

翠はそれ以上何も言わず、大人しくなった。