キィ

白【"守護結界"!】

保健室に入り白棹は床に手をついて結界を張った。

蓮「息が楽に…」

白【今は妖が出てきて邪気が充満していたのだ。そのせいで息苦しかったようだが、我が結界を張った事で浄化された。】

これで術者である白棹が認めた者以外はこの空間に入る事は許されない。

拓「ねぇ、一体どうなっているんだよ!」

龍「お前ら、何者だ?」

やっと一息ついて質問してくる2人。

蓮「んー、何から説明するべきか…」

顎に手を当て、考える蓮。

飛「まずは私達のこの姿からの方が良くないか?」

フッと力を抜き、元の姿に戻る飛鳥。

蓮「そうだね。じゃあ僕から!

まぁ単刀直入に言えば、僕と飛鳥には人ではない血が流れている。それは僕らの姿を見せたし、わかるよね。」

黙って頷く2人。

蓮「僕は母が狐なんだ。つまり、半妖。」

飛「私は祖父が鴉天狗なんだ。父は半妖だが、祖父同様人間の母を愛して私が生まれた。だから私は4分の1妖怪だ。」

説明すると2人とも呆気にとられている。