そんなことを考えていれば、隣の男はどんどん登っていく。 千里はそれを眺めながら校門の前に突っ立っている。 …ていうか簡単に考えてさ、 千里は門に触れて、それを押した。 …鍵かかってるか確認しようよ。 隣の男が唖然してこっちを見ているのを横目に、開いた校門をくぐり、 「ちゃんと鍵がかかってるか、かかってないか確認しよーね。」 と、背中を向けながら言った。 「か、か、かっこいー!!!!」 何か変な叫び声聞こえたけど気のせいだよね、 .