3つのナイトメアー



ら。彩乃はゆったり伸び伸びと育ってくれてますし」


 直美は笑ってから、真剣な顔で言った。


「せや、せや。あんたんとこは、心配いらんわな。問題は麻衣さんの家や。あ


の母娘、不自然やと思えへん? 他人行儀っていうか、麗奈ちゃん、お母さん


にえらい気を遣ってるように見えるんやけど」


「そうかしら? あそこは上流家庭ですもの。育ちが良くてお上品なだけよ」


 美樹が精一杯皮肉を込めたのにも気づかず、直美は別のことを話し始めた。


「早紀が心配してんのやけどな、麗奈ちゃん、最近体の調子が悪いみたいなん


やて。学校でよくふらつくそうや。今日も顔色が優れんようやったけど、あん


たどう思った? 彩乃ちゃんは、なにか言ってへんか?」


「さあ、いつもと変わらないように思ったけど。彩乃や早紀ちゃんと違って、


麗奈ちゃんは元々色白で華奢な子だから。彩乃も別にな