無駄づかいだわ」
「麻衣さんって、すごく美人で洗練されてるんですもの。とっても似合って
ましたよ。こんなセレブな服、麻衣さんだから着こなせるんですよ。私なん
か、とてもとても」
「そうお、嬉しいわ。こちらこそ、付き合ってもらってごめんなさいね」
誉め方が少しオーバー過ぎたかと思ったが、麻衣が思いのほか喜んでくれ
たことに、美樹自身も嬉しくなった。
「いいえ、こんな素敵な所に誘ってもらって、とても楽しかったです。一生
の思い出になりそう」
「まあ、美樹さんったら、殺し文句がお上手ね」
くくっと笑う麻衣は、年齢など超越した妖精のようで、美樹は本当にこの
人が好きだと思った。
