保養をして、美味しいお茶をよばれて帰って来たらいいのよ。私も一人より
楽しいし。行きましょうよ、美樹さん。直美さんはどう?」
「私は、洋服なんて元々興味ないし、遠慮しとくわ。パス」
シャンネルなど、直美にとって一番不釣り合いだ。麻衣もいきがかり上、
彼女に声を掛けたみたいだが、断ってくれて内心ほっとしているだろう。最
近、益々、麻衣の娘麗奈と、直美の娘早紀が、親密になってきて、彩乃は取
り残されがちだ。この誘いを受けることは、母親の麻衣と更に親しくなる良
いきっかけで、彩乃自身のためにもいいだろう。美樹は、にっこりと笑って
返事した。
「一週間後の午後、空いてます。是非、ご一緒させて下さい」
一週間後、美樹は麻衣と、デパートの外国製高級ブランドを集約したフロ
アーに来ていた。ペルシャ風絨毯が敷きつめられていて
