ち明ける直美に、得体の知れない不気味さを感じたからだ。麻衣の家でもて
なされて、せっかく浮き浮きした気分だったのが、直美のせいでぶち壊しに
された不快感を隠せずに、美樹は顔をしかめた。そんな美樹の反応を楽しむ
かのように、直美は小柄な彼女の肩を揺さぶりながら、豪快に笑った。
「まあ、そんなに怖い顔せんでもええやん。あんた、いつ見てもお洒落して
バシッと決めてはって、若いんやろ。幾つなん?」
「三十二歳です」
「ああ、短大でも出てすぐに結婚したくちやな。幸福なんやろな。うちの妹
が、もし生きとったら、あんたより年下になるけど。あんた、もっと若く見
えるし、あんた見とったら、妹のことを思い出して、詰まらん話をしてしも
て、堪忍やで。今日のことは忘れて、これからも付き合ったってな。彩乃ち
ゃんも、早
