3つのナイトメアー



た。恭子のことをおもねってか、よほど可南子が生理的に受けつけないタイプ


だったのだろう。恭子は、むしろ、大学受験を控えている華代に、このことが


悪影響を及ぼさなければよいがと、別の心配をした。それほど、父が和子と正


月をどう過ごそうが、恭子にとってどうでもよいことだった。父は、もはや毎


月自分のために、一定の決まったお金を振り込んでくれるだけの遠い存在だっ


た。父と可南子が新しい生活を営むにおいて、決して少ないとはいえないその


額をねん出するために、どれほどの犠牲を強いられているかなど、恭子は考え


たくもなかった。




 父と母が離婚して初めて迎えたその正月から数か月が経ち、ようやく春のき


ざしが見え始めた頃、華代が突然電話をかけてきた。なんと、華代は合格間違


いなしと太鼓判を押されていた、地元の第一志望の国立大学に落ちてしまった


のだ。その青天のへきれきに、面