「俺だって嫌だったが仕方ないだろ?
俺は御曹司、お前は令嬢。」



そりゃそうだけども……。

「それに、俺だって秘密くらいある。」




『先輩……。







聞こえてたんですね!!!!』




……でも、これだけはダメだ。









私は秘密を教えることは出来ない――……。