純愛感(執筆中)



 凌先輩の左隣には先輩方。

 楽しく話していた。

 なのに、

 なのに―…


 ドカッ

 頭をぶつける鈍い音が右からした。

 見た瞬間、杉田さんがヤクザ一人に蹴られていた。

 そして、後頭部を思い切りぶつけたらしい。

 ヤクザは蹴ったあと、何食わぬ顔でその場を去った。

 杉田さんは、『何今の人・・・』といって

 先輩方の間に割って座った。

 そしたらまたそのヤクザの人がきた。

 『なめてんじゃねーぞ糞餓鬼』

 そういって杉田さんの髪の毛を引っ張った

 『すいません、すいません』

 杉田さんは謝っていた。

 きっとこの男が怒っている理由は、

 パチンコで負けてムシャクシャしているところで

 自分の歩きたい道に人が居た。

 そしてそれに八つ当たりをした。

 ”それ”が杉田さんだったのだ。