杉田さんは相変わらず大好きとうるさかった。

 凌先輩は、思わせぶりなことをする。

 『ゆーみん家いっていい?♪』

 『俺のこと嫌いなの?(泣)』

 『おねが~い♪』

 例えメールとはいえ、好きな人のお願いは

 断れないものだった。

 ある日、杉田さんと凌先輩と

 いろいろな人で、語っていた。

 場所は、よくヤクザなどが通るところで

 でも私たちは知らずにいた。

 そして、いつものように楽しく話していた。

 私の右隣に杉田さん。

 私の左隣に美貴、その隣に凌先輩。

 美貴は、私の一つ下の後輩だ。

 唯一 同じ中学で仲が良い後輩だ。