苺恋唄-イチゴコイウタ-

私が嬉しい気持ちになれる言葉を、先生はくれる。



私は「はい」と言って、先生をぎゅっと抱きしめた。


そんな私を、先生は抱き締め返してくれる。



「さっき恋愛感情がわからないって言ってたろ?それってこれが初恋ってことだよな?勿体ないことしたな……那智は。初恋の相手が俺なんて……でも、すっげぇ嬉しい………」


また、震えてる先生の声。



「先生…泣いてる?」



「……泣いてない。でも見んなよ」



そう言った先生は、やっぱり素直じゃないと思った。


それから先生が教えてくれた。


本当はいちご・オレが苦手だったこと。


私と会ってから飲めるようになったこと。


それを聞いてまた嬉しくなる。



翌日の朝には楓たちに、どうだった?って聞かれた。


普通だったら黙ってた方がいいんだろうけど、先生と話し合った結果、いざという時協力してもらえるように、話すことにした。


みんな跳び跳ねて喜んでくれた。


みんなを信じてるから大丈夫。



それから土日を含めての1週間はみっちり補習だった。